遊フェイスのゲーム日誌

主にTVゲームの感想とか書いてます。遊戯王もやります。

ファイナルファンタジー零式HD レビュー

 

はじめに

ネタバレがあります。主に不満点を書きなぐっていくのでご注意ください。

 

序盤の引き込まれる力

国はクリスタルを中心に4つに分かれていて、それぞれ朱雀、白虎、蒼龍、玄武のクリスタルを有している。

物語は白虎から朱雀に戦争を仕掛けるところから始まる。朱雀軍の主戦力は魔法で、それはクリスタルからもたらされる力であった。

しかし白虎軍はクリスタルジャマーを戦争に投入。これにより朱雀軍は壊滅寸前まで追い詰められる。

そこに0組と呼ばれる幻のクラスが現れる。彼らはなぜかクリスタルジャマーが効かず魔法が使える。彼らの活躍によりクリスタルジャマーは破壊され、朱雀軍は勢いを取り戻す。

 

導入では戦争の悲惨さも丁寧に描かれており、最初は引き込まれました。

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死の恐怖に直面して号泣する兵士。

明確に死の恐怖を描いたシーンってここくらいな気がする。(あとエンディング)

しかしゲームを進めていくと不満点が多く目につくようになってきます。

 

プレイアブルキャラクター14人は多すぎる

先に書いた0組らが全員主人公になります。それぞれ武器、魔法、移動速度などが異なっており、違った操作感を楽しめます。

序盤においては操作感を楽しむ余裕があったのですが、このゲーム難易度が結構高いです。そのため、お気に入りキャラで通してクリアすることが難しくなっております。

倒されると控えのメンバーから選んで操作することになります。14人すべて倒されるとゲームオーバーです。

そのため、毎回装備を14人分整える作業が必要で、とても面倒。

さらにキャラ固有のアビリティがあります。レベルを上げると覚える特殊攻撃なのですが、試す前に次々に覚えるので、性能を知らないままのが結構あります。

調整のためか全員が一気に経験値を貰えるイベントがあるので、使ってないキャラでも関係なくレベルアップします。そのため、ただでさえ慣れていないキャラの使ったことのないアビリティを管理しなければなりません。

4~5人ほどに重点をおいて運用できれば問題ないとは思いますが、それらを倒されると慣れていないキャラを使うはめになるので、保険もこめて結局は全員分装備を整えることになります。

 

ストーリーが訳が分からない

独自用語が多いわりに詳しい説明がないので、文脈と字面でなんとなく意味を推察するしかないです。この点は非常に気になりました。

ストーリーを大局的に見れば、戦争を仕掛けられたから領地を奪い返すぜーというだけのシンプルなものです。途中で他の国家も絡みますが、流れは一緒です。敵対したから潰す、それだけの話ですね。

しかし最終章はそういう次元の話ではなかった。戦争してたら唐突に宇宙人が攻めてきたーってレベルです。

相変わらず独自用語を使い状況を説明してくるが、今度は説明・描写されても意味がよくわからない。最後までわからなかった。

クリアしたら即行ググってようやくなんとなく把握できた。そこまでしないとわからないってゲームとしてどうなんだろ?

 

作戦決行までの時間潰しが面倒

本作は作戦決行までの待機時間があり、その間は何をしても自由です。

特定の人に話しかける、フィールド(町の外)に出たりすると時間が経過します。

移動する町の機能が洗練されていないため、町を全部探索するのにひと手間かかるんですよね。なので、時間を経過させるために特定の人に話しかけるのがまず面倒。

さらに、主人公らに依頼をしてくる人もいます。これ、最大で1つまでしか受けられません。これもまた面倒。

例えば、フィールドでモンスターを10匹倒して欲しいという依頼と、別なモンスターを10匹倒すという依頼があったら、同時にやって楽をしたいのが普通だと思います。

しかし、依頼は1つまでしか受けられないので、

依頼を受ける→フィールドに出る(時間経過)→依頼達成の報告→依頼を受ける→フィールドに出る(時間経過)→依頼達成の報告

という流れに。

まあ、自動的に作戦決行までの時間に進めてくれるキャラがいるので、そこは救いですかね。後半は面倒でほとんど依頼はスルーしてました。

 

終わりに

序盤は良かったんだけどなあ…。

でも、序盤から独自用語を連発してたので、いやな予感はしてたんですよね…。

あとで詳しい説明あるやろなあ思って、そこに希望を見出していたのですが、甘かったようです。

 

以上になります。最後までお読みいただきありがとうございます。