PS4 サイコブレイクをクリアしたのでレビューを書いてみた
はじめに
プレイした前提の内容になっております。ネタバレも含みますのでご注意ください。
ストーリー
刑事セバスチャンは、相棒のジョセフ、キッドと共に、精神病院で起こった壮絶な大量死亡事件の現場へと急行するが、不穏な気配を察した次の瞬間気を失ってしまう。目覚めた彼が目にしたものとは? 現実と虚構、絡み合うストーリー、死と隣り合わせの狂気の世界で、生き延びるために戦え!(パッケージより)
目覚めたのはクリーチャーが徘徊する異世界で、脱出するためにあちこち歩きまわることになります。
あちこちと言うのはそのままの意味で、物理法則を無視し、いきなり脈絡のない場所に飛ばされます。そして何の説明もされません。
最初は本当に意味が分からず、とにかくゲーム内での指示に従って進めていました。ある程度進むたびにイベントが起こるので、それが疑問の解消に繋がると思っていたからです。
結果としては、完全には謎が解けなかったですね。
一応、イベントでの問答や言動、ゲーム内で手に入るアーカイブから、ある程度の推察はできます。ですが、どうしても謎が残るところがあり、描写不足な面が目立ちますね。
システム面について
まず気になったところがロード時間が長いことですね。10秒くらいかかります。本作はいわゆる死にゲーなので、頻繁に起こるリスタートのロードのせいでダレてしまいます。
さらに即死攻撃やギミックの多さがそれに拍車をかけています。いたるところにある爆弾も厄介でした。
本作の仕様で、体力はじっとしていると一定のラインまでは自動回復します。
体力を回復するアイテムは有限なので、この最低ラインの体力でいることが多かったです。
そして、この体力では爆弾解除に失敗したときに即死します。
このゲームは慢性的に弾丸が足りません。となれば、爆弾解除成功時のパーツ(弾丸の作成に使います)を入手したくなるのは自然な心理の流れだと思います。
もっと言えば、ダメージを受けず、弾丸を使わず、さらにすべてのアイテムを収集し次のチャプターに備えたいわけです。
それを阻害してくるのが、ロード時間の長さと、即死攻撃とギミック、爆弾解除だと思うのです。
弾丸を使わず敵を倒す方法に、スニークキルというものがあります。やり方は、敵に気づかれないように背後から近づいて、特殊コマンドを入力するだけです。
確かに随所で使う機会も多いスニークキルですが、銃→マッチの流れの確殺に比べると手間がかかります。その手間をぶち壊すのが即死ギミック(特に初見殺しの)と爆弾解除(失敗時)です。せっかく弾丸を節約して殺しても、チェックポイントからやり直しです。
また、このゲームはよく殲滅戦が発生します。そういう場合はたいてい最中やその前に補給ポイントがあったり、仲間が援護してくれたりといったお助け要素があります。
なので、このゲームの面白さは、どこに限られているリソースを割り振るかという部分にあると思います。
スニークキルのみで倒していくと、弾丸を持ったままプレイできますが、アイテムは所持限界があるため、弾丸を拾えず無駄が発生することになります。
かと言って銃のみで倒していけば、本作の入手数ではすぐになくなってしまいます。
他にも、敵にトラップを踏ませる、マッチで焼く、爆発物に巻き込む等、攻撃手段は多岐にわたります。逃亡するのも選択肢の1つだと思います。
それらの管理をして、どうすれば楽にステージを突破できるかを考えて、試行錯誤していくのがこのゲームの醍醐味だと思うのです。
・まとめ
死にゲーらしく、上手くいったパターンをなぞっていき、試行回数を重ねて突破することがほとんどでした。ちょっとのミスで死んでしまうため、どうしてもやり直す回数が多かったですね。
その分突破したときの爽快感が強く、達成感を味わうことができました。
以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。